2005-01-01から1年間の記事一覧

ダイジェスト 内部統制 その2

引き続き、内部統制のお話である。 前回は、内部統制の目的は4つあるが、 そのうち、上場している会社がやらなければいけない部分は、 財務報告の信頼性、という部分である、というお話であった。 さて、どういう視点で、自分の会社をチェックし、目的の達…

ダイジェスト 内部統制 その1

昨今、SOX法だのなんだのと騒がしく、内部統制管理なる単語で 会計事務所がセミナーを打つと、押すな押すなの大盛況なんだそうである。 海の向こうのことかと思っていたら、 アメリカで上場している会社の連結対象会社は、 ぜーんぶ対象になるんだそうで、 …

アスベストに思うリスク管理

ということで、今回のお題はアスベストである。 時事ネタな感じなのだが、まあ、ふつーに、 政府は何にもせずに、けしからん!!という結論を出しては、 駄文とは言え、書き連ねる意味っつうのがないわけで、 ちょっと「検証」という作業をしてみようと思う…

ABAPは生き残るのか?

昨日、NetWeaverのトレーニング体系の説明会、 というのがSAP社であり、先日まで御世話になっていた プライムベンダーの課長さんが、それに出席してきた。 聞くと、かなりの盛況だったようで、 100人程度の申し込みがあって、 無料セミナー7割の法則*1どおり…

なめてはいかん、マスタ整備

とりあえず、公開されているSAPPHIRE資料は、一通り見終わった。 なんというか、後半は、見るのに疲れたこともあってか、 どうも、「これは」という資料は見出せなかった。 ただ、ちょっと面白い・・・と言っては、失礼にあたるかもしれないが、 典型的な苦…

スーツを買いにいきましょう

うーん、結局8月からは、思わず罵倒してしまった地方のお仕事を することになりそうである。 月〜金まではお泊りで、土曜日曜だけ家に帰るという生活になりそうだ。 問題は、お泊り先の近くに遊べるところがあるかどうか、 なのであるが、大抵の地方のお仕事…

コンサルとキャバ嬢 その共通点

コンサルタントとキャバ嬢には、非常に多くの共通点がある。 このことを教えてくれたのは、私の二つ目の会社の上司だった。 まあ、 「あんまりキャバクラって行ったことないですねえ」 という、純真な私の発言を聞きつけ、 自分が行きたいための口実に使った…

勝手格付け SAPPHIRE資料

SAPPHIREが終わって一週間。 当然今年も行っていない。 いや、実際のところ、皆さん何しにいくんだ? 結局ユーザさんの参加って、あんまりなく、 同業他社のみなさんがうろうろしているだけだし。 そりゃ、大前研一の講演がタダで聴ける、とか、 そういうメ…

実録:Javaのことを調べてみた その4

MVCというのは、Model View Controllerの略なんだそうで、 MVCモデルっていう言い方は、表現としてかぶっているらしい。 まあ、要するに、見せるところと実際に動く部分、 そしてそれをつなげて制御する部分を、別々に作りましょう、 ということらしい。 考…

実録:Javaのことを調べてみた その3

なるほど、これはホスト系のプログラマーが、 Javaの世界に入っていくのは大変だ。 JSP+サーブレットの入門書を買って、読んでみた感想である。 開発環境のセットアップは、拍子抜けするくらい簡単だった。 インストーラーでインストールするだけ。 ややこ…

実録:Javaのことを調べてみた その2

「よくある勘違いなんですよね」 T君は、あからさまな苦笑を浮かべながら続けた。 「Javaっていうのは、そもそもプログラム言語の名前で、 実行される場所によって、クライアントサイド、 サーバーサイドに分かれるわけです。 このパソコンは、Webサーバが入…

実録:Javaのことを調べてみた その1

結論!Javaは難しい!! この2週間ほど、VB(VBマクロ)とABAPしか知らない私が、 Javaのことを調べてみた結果がこれである。 いや〜奥が深いと言えば聞こえはいいが、 うーん、ABAPのほうがいいかなあ、と思う2週間であった。 あらかじめ断っておくと、この…

失敗へのプロローグ

あんまり書くと、秘密の漏洩になるので、 詳しくは書けないのだけれども、 今度お話をもらったプロジェクト、 このままいけば、確実にアウトである。 某プライムベンダーから、プロジェクトが立ち上がるから、 人を出してくれないか、という打診があった。 …

たこふじ第二章 設備部門のお話 その2

前回に引き続き、設備部門のお話である。 工場立ち上げなどに伴う、企画・工事の進捗管理/予算実績対比 機械の動作確認などの業務についてが、前回のお話であった。 さて、工事が完了すれば、設備部門の仕事は終わり、 かというと、決してそうではない。 シ…

たこふじ第二章 設備部門の業務

資金繰りの話に続いて、設備部門の業務について、話をするのである。 設備部門の皆様の仕事というのは、 結構総務部に似ている。 ただ、総務部が、オフィスの机だとか電話だとか、 本社での労働環境整備を考える部門なのに対して、 設備部門は、モノを生産す…

「SAP]夏の悪夢

プレス発表もされていることだし、首相官邸のHPから、 郵政民営化のHPに飛べば、そのシステム部会の議事録も見えるので、 特に秘密ではないと思うが、 今、郵政公社の会計システムをSAPで構築しよう、 というプロジェクトが走っている。 で、業界の方はご存…

たこふじ第二章 CMSの話

久しく更新を途絶えさせていたたこふじシリーズ、 実は、自分の構想と現実とのギャップがあったため、 どうしようか悩んでいたため、というのが理由だったりする。 構想では、FCと本部jとの資金繰りについて、 本部一括で管理し、金利負担を軽くしよう、 て…

住民説明会での雑感

なんの説明会かというと、駅前再開発事業説明会なのである。 私の住んでいるところは、確かに駅前は雑然としていて、 バスが止まれるようなロータリーもなく、 車道と歩道の区別も少なく、かなり危ないところなのである。 ただ、道が狭い=入ってくる車も少…

なぜか響く言葉

別に感動屋ではないと思うのだが、 なんだか突き刺されたように感じる言葉が、 世の中には時々ある。 最初に明確にその類の言葉に出会ったのは、 映画「ニューシネマパラダイス」の中にあった 「トト、お前はここに居てはいけない」 だった。 当時大学生だっ…

唐突にALVテンプレート

ABAPをやっていて、ALVってどう作るんだろう、 という人にしか、役に立たないものだが、 ALV一覧を作るときのテンプレートである。 選択項目、テーブル抽出、出力定義を書けば、 一応ALVの一覧ができあがる、というもので、 私は結構使っているモノである。 …

SOAが描く近未来 エンドユーザからみたメリットはあるのか

SOA

エンドユーザ側に、SOAのメリットは出るのだろうか? システム構築の手法云々を離れたところで、である。 ちょっと考えてみたが、例えば、マスタ整備の観点では、 かなり楽になるのではないか、と、思う。、 特に、「購買単価マスタ」の更新は、現在よりかな…

SOAが描く近未来 その5 自分の生きる道は?(2)

SOA

前回は、システム構築のステップを 企業戦略の立案 戦術計画の立案 戦術計画に基づく業務プロセスのモデリング モデリングに応じた、基本サービスの選択 モデリングに応じた、オプションサービスの選択(必要に応じて製作) モデリングに応じた、プロセス制…

SOAが描く近未来 その5 自分の生きる道は?(1)

SOA

ふうむ・・・ この回は取り留めのない話になりそうな予感がビンビンである。 だってさあ、そんなのわかってたら苦労しないよお、という話である。 しかしまあ、一般サラリーマンと違い、会社が「次これやってね」と 言ってくれるわけではないので*1 考えない…

SOAが描く近未来 その4 テンプレートの位置付け

SOA

SOAシリーズは、まだ続いてしまうのである。 今回は、現在ある「テンプレートビジネス」ってやつについて、 少し考察してみたいと思うのである。 テンプレートというのは何か、というと、ERPパッケージが 肥大化してしまったので、業種にあわせてあらかじめ…

SOAが描く近未来 その3 いつその世界がくるのか

SOA

前回は、自分の悲惨な未来について、思いをはせてみたのであるが、 じゃあ、それがすぐ先のことなのか、もうちょっと猶予のある話なのか、 ということについて考えてみようかな、と思う。 ポイントとするのは、前回「前提」においた部分が、 前提として現在…

SOAが描く近未来 その2 システム構築

SOA

さて、今回はSOA時代のシステム構築である。 これを考えるにあたって、先に定義した 「基本サービス」と「オプションサービス」は、 社外のWebサービスとしてすでに存在し、 「基本サービス」と「オプションサービス」は、 インターフェイス項目としても足並…

SOAが描く近未来 その1 サービスの定義

SOA

聞くところによると、SAPの資格は2002年度以降のものしか現在は有効ではないらしい。*1 ということで、大昔に資格をとった私は、実は「SAP認定」ではすでになかったらしい。 虚偽記載ってやつになるのは悲しいので、「SAP認定」は、題字からはずして、 会社…

たこふじ第二章 本部システム・直営店の扱い

さて、前回までで工場システムは大体こんな感じ、 というグランドデザインができたわけであるが、 一つ困ったことがある、と書いた。 その困ったこととは、直営店、つまり、今ある店舗の扱いである。 その他のFC店舗と同じ評価で図るなら、他の店舗と同様に…

若貴という親近感

時事ネタかつ本当にどうでもいい話をネタにしてしまうのである。 しかし、他のワイドショーネタに比べれば、この話は 普通の有名人ゴシップとはちょっと違う、 変な親近感を、私は感じてしまうのだ。 実は非常にえらそうなことを今まで書いておきながら、 私…

ちょっと大きく「日本の未来」

非常に当たり前のことに気がつくのに時間がかかった。 「レガシーシステム」の定義である。 NewWeaver関連の資料を見ると、 「既存投資を有効活用できます」 「レガシーシステムとシームレスにつなぐことができます」 というような文言が踊っている。 う〜ん…