スーツを買いにいきましょう

うーん、結局8月からは、思わず罵倒してしまった地方のお仕事を
することになりそうである。
月〜金まではお泊りで、土曜日曜だけ家に帰るという生活になりそうだ。
問題は、お泊り先の近くに遊べるところがあるかどうか、
なのであるが、大抵の地方のお仕事と同様、
あんまり遊ぶところはなさそう・・・
羽も伸ばせんのか・・・


で、そうと決まれば、いろいろと買い揃えなければならないものがある。
まあ、最近は家電製品一式ついた、
マンスリーレオパレスなんてものもあるので、
基本的には、服の類である。
スーツも買わなければいけないのだが・・・
どこで買ったものか、少々悩み中なのである。


ちょっと前までは、近くの「紳士服のアオキ」に買いに行ったのだが、
最近はもう、決して行かないと心に決めているのである。
なんでかって?
ダイレクトメールのせいである。
週末にスーツを買った次の月曜日に、
「あなただけに!!2着半額セール」
の、ダイレクトメールが届いたことが2回連続であり、
なんだそりゃ、大損こいたなあ、むかつくなあ、
と思っていたところにもってきて、その次のダイレクトメールには、
「上得意様限定!!」
と、くるのである。
そりゃ、こっちが大損したら、お前にとっちゃあ上得意だよなあ!!
と、憤っていたところに追い討ちをかけるように、
なにやら顧客セグメント分析を有効活用した、
効果的なダイレクトメール活用法、なんて感じで、
どっかのビジネス誌に載っていたりしたものだから、
さらに怒りは増幅されるわけである。


このような事例を見るにつけ、「売る」ことについて、
真剣にほんとに考えているんだろうか、
と、悩んでしまうわけである。
データマイニングを活用した顧客のセグメンテーション?
自分の提案書に書きそうなお話だが、
本当にそれが役にたつのかどうか、相当疑わしいのである。


という私の常々の疑問に、明確に回答を出していた本があった。

見た目はとんでも本そのものである。
が、しかし、中身はいたってまっとうな内容に見える。

  • 「売る」ということは、感情に訴えかけるものである。
  • 感情に訴えかけ、お客に「手をあげてもらう」ことを、まず考える
  • 手をあげた人が、こちらに「入ってきやすい」階段を用意する

というのが、主な趣旨であり、「確かにそうだ」と、納得できる点が多い。
この本、6年前に出ているのか・・・
う〜ん?もう35刷??
じゃあ、結構メジャーな本のはずだが・・・
私のアンテナってやつは、思ったより感度が悪いことがわかったのである。