2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧
今日で一旦、いままでお世話になっていたユーザ企業から、抜けることになった。 ここ数日は、いろいろな人が送別会をしてくれて、毎晩飲み会だったが、 それも今日でひとくぎりとなりそうである。 私がいなくなって、しめたものだ、と思う人々も相当数いるだ…
前回のコミットの話もそうなのだが、ABAPの基礎知識というよりも、 システム設計の基礎知識というほうが、妥当な回をもう一回続けてしまうのである。 今回のお題は、SCMプロジェクトで必ず直面する難題「在庫のリアルタイム更新」 についての考察である。 こ…
さて、今までの話は基本的に画面の遷移の話で、それを我慢すれば、 それなりに工数が削減される、というお話であった。 今回から先は、それよりもっと本質的なのだが、プログラム組んだことのない 純粋コンサルタントの皆さんには、なんのこっちゃらわからな…
実は、今、また一つ新手のRFPを眺めているのだが・・・ どうやら、この企業にも、原価オタクが生息しているようである。 製造指図・工程ごとに時間管理をやって、それを元に工程改善と配賦をするんだそうである。 まあ、要件としては一般的なのだが、なんと…
さてと。 今回槍玉にあげてしまうのは、不思議な「仕様」についてである。 まあ、そこを槍玉にあげったって、建設的でないのは知っているのだが、 私だって、たまには憂さ晴らししたいのである。 無理やりの意義を見つけると、「仕様」なんだから、広く開示…
ちょっと面白い対比があったので、今日はそいつをご紹介。 まず一冊目はこちら。 トヨタの役員秘書が見た トヨタのできる人の仕事ぶり作者: 石井住枝出版社/メーカー: 中経出版発売日: 2005/04/29メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (8件) …
続いて更新系画面第三弾である。 前回までは、主にマスタ関連のお話だったが、本稿は、 ・更新頻度が高く、レコードごとの権限をつけたいアドオンマスタメンテナンス画面 ・トランザクション系更新画面 についてのお話である。 このような要件に対応し、Dynp…
さて、すこしづつ開発工数を削減するための知識、という観点でのABAP基礎知識を書いているのだが、 実は技術論云々の前に、全然違う観点から実現が難しい場合がある。 「SE・コンサルは金の話をしてはならない」なぜなら「責任が取れないから」という話が プ…
ということで、唐突にマスタメンテナンス画面の話に戻るのである。 アドオン・テーブルがまったくないプロジェクト、というのは、かなりまれである。 例えば、MM系を入れるときには、通常「買ったもの」ごとに、債務側の統制勘定を変化させたい、 という要件…
さて、いままでつらつらとNetWeaver(+ERP2004)に関する困惑を書いてきたわけだが、 積極的に使いたい、と、思う業態もやはりあるのである。 専門性・価格とも高いものを売る業態・・・たとえば、ERP導入プロジェクトを 請け負っているような会社には、ば…
NetWeaver+ERP2004ってやつに対する困惑は、他にもある。 例えば、額面どおりに受け取ったとしても、複数システムをインストールしないと利用価値が なさそうな、サービスマネージャなるもののインストールが必須(しかも、別サーバを立て、 単独でインスト…
さて、このNetWeaverという仕組みに対する困惑その2は、 エンドユーザにはともかく、企業の情報システム部のみなさんに受け入れられるのだろうか? という疑問である。 情報システム部のみなさんがR/3を積極的に推していた理由。 それはいくつかあるのだが…
うーむ困った。 困ったのである。 昨今提案書を書く立場になったのであるが、どうもNewWeaverってやつに対する違和感がぬぐえないのである。 まあ、正直いって、いままでNetWeaver+ERP2004なるものには、まったく興味がなかった。 昨年、NetWeaverとERP2004…
ふうむ、少し更新が滞ってしまった。 月次の締めをやってみたら、かなり激しいトラブルが発生し、とても時間がとれなかったりしたためである。 しかも、誰かのせいにしたいのに、何を隠そう、私の確認漏れだったりしたわけである。 しかし、誰も「お前のせい…
コンサルタントに必要なABAP基礎知識ということで、いわゆる更新系画面について語ろうと思う。 その1回目である。 まず、世間的には、R/3のプログラムは2獣類ある、ということになっている。 レポートプログラムと、Dynproプログラムである。 R/3の画面で言…
うーむ、なんだか過激な題になってしまった。 もちろんネタは、尼崎の列車事故である。 しかし、どうもネットで見かける「逃亡車掌擁護論」は、納得できないのである。 確かに、ボウリング大会や飲み会をあげつらう昨今の報道は悪質であると思う。 しかし、…
さてさて。 今度はつらつらと、コンサルタントに必要なABAPスキル、というお題目で書いてみたいと思う。 世の中には、アドオン悪玉論というものがる。 いわく、R/3をはじめとするERPパッケージにおいては、アドオン(追加のプログラム開発)はするべきではな…
たこふじシリーズ、第一部はこの回で終わりにしようと思う。 話のネタは「減価償却」について、である。 まあ、税制にはアホな規定が多いのであるが、この減価償却ほどアホな規定はない、 本気でそう思うのである。 別に制度とか仕組み自体がアホなのではな…
さて、今回は「固定費(間接費)」について話をしようとおもう。 どっちかというと、これは、「スキル」というよりも、私の「意見」といったほうが、強い回になりそうだが。 原価計算に関しては、もう教科書中の教科書、岡本先生著書の「原価計算」という、 …
ちょっとたこふじの話はおいておいて、通常の営業組織における、値決めと原価の考え方について お話をしようかな、と思う。 元ネタは、@ITにあった、この記事http://www.atmarkit.co.jp/fbiz/cinvest/opinion/qa/qa20.htmlである。 正直、最初に読んだときに…
さて、今回は、原価と売価というテーマで、少し書こうと思う。 現在のたこふじは、一人でやっている段階から、 ・店内で食べるイートインのコーナーがある。 ・たこ焼きだけでなく、ドリンク・フライドポテト等も販売している ・トッピングの種類、味などで…
さて、前回までで、「月末在庫締め方式」と「都度確定方式」の違いについて説明した。 で、「都度確定方式」のほうが、多少現場に泣いてもらっても、たこふじオーナーの私には メリットがある、というところまで書いた。 今回は、具体的なメリットについてで…
何故世界を代表するERPパッケージであるSAP R/3が、ごく普通の月次締め処理に対応していないのか? それは、一言で言うと、採用している「方式」の違いである。 先に、三分法の由来について記述した。 つまりは、都度原価を確定させるのは手間がかかってやっ…