たこふじ

たこふじ第二章 設備部門のお話 その2

前回に引き続き、設備部門のお話である。 工場立ち上げなどに伴う、企画・工事の進捗管理/予算実績対比 機械の動作確認などの業務についてが、前回のお話であった。 さて、工事が完了すれば、設備部門の仕事は終わり、 かというと、決してそうではない。 シ…

たこふじ第二章 設備部門の業務

資金繰りの話に続いて、設備部門の業務について、話をするのである。 設備部門の皆様の仕事というのは、 結構総務部に似ている。 ただ、総務部が、オフィスの机だとか電話だとか、 本社での労働環境整備を考える部門なのに対して、 設備部門は、モノを生産す…

たこふじ第二章 CMSの話

久しく更新を途絶えさせていたたこふじシリーズ、 実は、自分の構想と現実とのギャップがあったため、 どうしようか悩んでいたため、というのが理由だったりする。 構想では、FCと本部jとの資金繰りについて、 本部一括で管理し、金利負担を軽くしよう、 て…

たこふじ第二章 本部システム・直営店の扱い

さて、前回までで工場システムは大体こんな感じ、 というグランドデザインができたわけであるが、 一つ困ったことがある、と書いた。 その困ったこととは、直営店、つまり、今ある店舗の扱いである。 その他のFC店舗と同じ評価で図るなら、他の店舗と同様に…

たこふじ第二章 本部システム・工場編

今回は、集中的にたこ焼きのもとを作るために立ち上げた 工場に対するシステムのグランドデザインである。 本部のバリューチェーンはどうなるか、というと、 開発→設計→調達→受注→生産→出荷 というチェーンである。 ただしこのチェーン、時間軸が違う。 開発…

たこふじ第二章 店舗システムの考察

今回からは、フランチャイズ化したたこふじをサポートするシステム、 という観点で書き進めていこうと思う。 当たり前のことではあるが、フランチャイズの各店舗は、 独立した法人(もしくは個人事業主)である。 ここに統一したシステムを展開することのメ…

たこふじ第二章 本部の役割

前回までで業務としての棚卸は一通り終わったので、 では、本部として何をするのか・・・ つまり、FCの各店舗に対して、どのようなサービスを提供するのか、 ということを定義していこうと思う。 まずはバリューチェーンの部分である。 開発→設計→調達→生産→…

たこふじ 第二章 フランチャイズへの道

ということで、たこふじシリーズを再開してしまうのである。 設定としては、好調に業績を伸ばしていったたこふじは、 フランチャイズ化をして、さらなる業績の拡張を狙うのである。 さて、フランチャイズ化するにあたって、考えなければならないことがある。…

たこふじ 第一部の締め「減価償却」

たこふじシリーズ、第一部はこの回で終わりにしようと思う。 話のネタは「減価償却」について、である。 まあ、税制にはアホな規定が多いのであるが、この減価償却ほどアホな規定はない、 本気でそう思うのである。 別に制度とか仕組み自体がアホなのではな…

たこふじ 「固定費(間接費)」という迷宮

さて、今回は「固定費(間接費)」について話をしようとおもう。 どっちかというと、これは、「スキル」というよりも、私の「意見」といったほうが、強い回になりそうだが。 原価計算に関しては、もう教科書中の教科書、岡本先生著書の「原価計算」という、 …

たこふじ 原価と売価

さて、今回は、原価と売価というテーマで、少し書こうと思う。 現在のたこふじは、一人でやっている段階から、 ・店内で食べるイートインのコーナーがある。 ・たこ焼きだけでなく、ドリンク・フライドポテト等も販売している ・トッピングの種類、味などで…

たこふじ 「経営者のためのシステム」

さて、前回までで、「月末在庫締め方式」と「都度確定方式」の違いについて説明した。 で、「都度確定方式」のほうが、多少現場に泣いてもらっても、たこふじオーナーの私には メリットがある、というところまで書いた。 今回は、具体的なメリットについてで…

たこふじ 月末在庫締め vs 都度確定

何故世界を代表するERPパッケージであるSAP R/3が、ごく普通の月次締め処理に対応していないのか? それは、一言で言うと、採用している「方式」の違いである。 先に、三分法の由来について記述した。 つまりは、都度原価を確定させるのは手間がかかってやっ…

たこふじ いわゆる「販売・仕入管理システム」

たこふじの現時点での「原価」の測定方法は、以下のような手順である。 ・月中は、「買った」実績だけを集める。 ・月末に、月初の在庫金額・数量と、仕入れた在庫金額・数量を全部足しこみ、平均単価を求める。 ・今ある在庫数量に、その単価を掛け、月末在…

たこふじ登場 管理会計編

さて、前回のお話で、 ・企業の成長に伴う、一般的な効率性をもった業務プロセスを理解していること が、コンサルタントスキルとして第一優先である、と書いた。 その具体例を、つらつらと書いていこうと思う。 ここで、架空の会社に登場してもらおう。 たこ…