スキルセット その2 シニアコンサル
ということで、今回は「シニアコンサル」のスキルセット、
なんてお題で、書いてみようと思う次第である。
大体において、「シニア」なんて言葉は、
「高いですよ〜」以上のことをアピールしていない、
という現実があるわけである。
「シニア」つったって、本当に年だけとってて、
能書きばかりブツブツ言って、なーんの役にもたたんのが
時々いたりするから困ってしまう。
だから、「シニア」の定義はやっぱり必要なわけである。
とかなんとか言いながら、私自身の肩書きが「シニア」であるから、
水準を甘くしたくなる今日この頃である。
だが、それはぐっと我慢しつつ、
自分のことは棚にあげつつ、書いていく次第である。
前回は、スキルの視点として、以下5つの視点を導入した。
- 業務知識
- 業界知識
- モジュール知識
- プロジェクトに関する知識
- ベースラインスキル
この視点ごとに、シニアコンサルって名乗るからには、
このくらいのことができないとね〜
というセンを設定していくわけである。
まあ、私が今まで仕事をしてきて、
「うおっ、この人すげーなー」
という人のスキルを、上記5つの視点で整理しなおせばいいわけで、
あんまり悩むところはないわけである。
私の専門がロジスティクス方面なので、
どうしてもそちらに記述としては寄りがちなのだが・・・
- 業界知識
一つまたは二つの業界に対しての知識がある。
具体的には、業界ごとの特殊要件、
SAP導入に際しての一般的な問題点および解決方法の知見がある。
- 業務知識
バリューチェーン全体に関わる業務知識を一通り持っている
- テクニカル
SAPのモジュールを複数知っている。
例:SD&MM PP&CO(製品原価) SD&CO(収益性分析)
また、企業の情報システム全体の観点で、
SAPシステムの位置づけを理解している。
- プロジェクト知識
導入方法論に基づき、プロジェクト運営
(コスト・品質・納期・コミュニケーションの各分野での
プランの立案とその実績管理)ができる。
- ベーススキル
会議の司会・運営ができる。
客先責任者との調整が可能。
うーん、こんな感じかなあ・・・
ちょっと言葉を変えると、
中小企業診断士試験の「運営管理」の部分が一通りわかっていて、
業界知識があって(ということは、
勢いその業界でのコンサル経験がそれなりにあって)
PMPの知識がある人、ということだろうか。
げげっ!!ハードル高い!!!
ただまあ、何度も言うが、自分のことを棚にあげると、
世間一般の「シニアコンサルタント」って、
こういう感じじゃなかろうか、と思うのである。
ということで、次はジュニアコンサル編になるのである。