スキルセット その1

上役の言いっ放し指示をうけて、
セコセコと「人材育成プラン」なるものを
作り始める今日この頃である。
しかし、思ったよりも考えることが多い作業だったりする。


まず、「スキル」を計る「視点」をどのように設定するか、
で、悩んでしまう。
うーん、SAPでおまんま食べてるわけだから、
その知識はまず当然必要だろう。
で、設定の知識だけでは使えんヤツになるのは明白だから、
当然、業務知識ってのも必要だ。
別の観点でいくと、そもそもプレゼンが出来なかったら
話にならないし・・・


ということで、いろいろ悩んだ末、
視点は以下の5つを設定することにした。

  • 業務知識
  • 業界知識
  • モジュール知識
  • プロジェクトに関する知識
  • ベースラインスキル



業務知識はいいだろう。
それが一番必要だ、という立場で、
「たこふじ」シリーズなんてのも書いたことだし。
しかし、その業務知識も、業界が違えば修正が必要だ。
同じ「生産」でも、素材産業のプロセス系生産と、
ハイテク等の組み立て系生産では、
やり方も違えば、管理のポイントも違う。


次にくるのは、やはりモジュール知識か。
厳密には、「設定ができる」ことと、
「やれることを知っていて、提案ができる」
ことのスキルは違うような気がするが、
後者もできて実現できるから、
プロジェクトメンバーなのであって、
後者のみができる、というのは、営業である、
という立場にたてば、やはり両方のスキルが必要だろう。


プロジェクトに関する知識、というのは、
プロジェクトを進めていくにあたっての知識と、
一般的な導入方法論の知識、というカテゴライズである。
昔は私も、そんな知識はマネージャが持っていればよくって、
その指示に従って動けばいいんだ、なんて思っていたが、
今やっている作業が、次のどの作業につながっているのが、
それをきちんと理解しておかないと、
まったく的外れのものを作ってしまう。
また、進捗管理なんていうのも、
「メンバーとしての自分のタスクの進捗管理
というものは、明確に必要だ。


ベースラインスキルは、一言でまとめてしまえば、「人柄」。
お客様ときちんと話ができる、
プレゼンテーションができる、
向上心がある、
要点を明確にして話ができる・・・
などなどのスキルである。
一番数値化だとか、目標値が立てづらいところではあるが、
ある意味でもっとも重要なスキルである。


さて、この視点に対して、ジュニアコンサルならこのレベル
シニアコンサルならこのレベル、というのを設定してみる。
次回以降に続くのである。