スキルセット その3 ジュニアコンサル

気がつけば、書いた日が120日になっていた。
ためしに、今まで書いたテキスト量をサマってみたら、
18万以上という結果に。
さすがに、「ヒマなのか?」という指摘には、
反論しづらい数値である。


さてさて、今回はジュニアコンサルのスキルセットというお題で、
一つ書いてみたい。
再度だが、設定した視点は以下である。

  • 業務知識
  • 業界知識
  • モジュール知識
  • プロジェクトに関する知識
  • ベースラインスキル

シニアコンサルのスキルは前回設定したので、
そこに到達するまでの中間点、
という位置づけになるかなあ、ということで、
いきなり書いてしまう。

  • 業務知識

バリューチェーンが何か知っている。
受注・出荷(物流)・購買・生産・在庫管理・会計のうち、
2つ以上の業務知識を持っている。

  • 業界知識

あれば望ましいが、必須としない

  • モジュール知識

SAPのモジュール知識が一つ以上ある
テスト・移行が実施できる

  • プロジェクトに関する知識

導入方法論を知っている。
また、その方法論に基づく成果物の作成ができる。
自身のタスクの進捗管理・品質管理ができる。

  • ベースラインスキル

プレゼンテーションができる。
客先担当者との調整が可能。

シニアコンサルは、バリューチェーン全体がわかっているが、
ジュニアは、一つもしくは2つの業務知識しかなく、
業界知識はこれからつけていきましょう、
という段階であり、担当者へのプレゼンテーションはできるが、
全体のスケジュール作成だとか、
客先の責任者と話ができるほとの視野の広さはまだないね、
という感じである。


「受注・出荷(物流)・購買・生産・在庫管理・会計のうち、
2つ以上の業務知識を持っている」
という項目は、結構高いハードルかな、と、思う。
しかし、関連業務とのつながりがわからない状態で、
「業務はわかってますよ〜」
というのは、ちょっと違うんじゃないか、と思うわけである。
イメージとしては、強いコアの業務領域があって、
そこそこできるサブの業務領域がある状態である。


で、この条件を自分が知っている
(つまりは、今回の育成対象である自社の)
「ジュニアコンサル」に当てはめてみると・・・
あらあら、ほとんどが「ジュニア」を
クリアしていないじゃないか!!
ふーむ、そのレベルに達していない人の呼び方はどうしようか・・・
ちょっと語感は悪いが、便宜上、
「見習い」ということにしよう。


さて、一応これで、視点と、「シニア」「ジュニア」の
スキルレベルの設定は終わったので、
やっとこさ、人材育成プランの作成という、本論に入るのである。