目線を変えて
趣味らしきもの
実際、私にはこれといった趣味がないのである。
本は読むが、ビジネス書が多いので、読書が趣味とはとても言えない。ミーハーだから、ダビンチ・コードは読んでいたりするのだが、多分に話をあわすため、という、情けない動機である*1。運動嫌いだから、ゴルフだ、テニスだ、という話もない。ギャンブルは興味なくなった*2。
で、唯一といっていい趣味は、ぶら歩きなのである。
大体、ちょっと時間があいたときに、唐突に発生する行為で、たとえば、大手町から神田まで歩いてみたり、永田町から渋谷まで歩いてみたりするわけである。大通りから一本入った道を歩くのがお気に入りで、車もそれなりに少なく、お店もあるので、結構楽しいのである。
いつもできるわけではなく
とはいうものの、そんなしょっちゅう時間が空くわけではないので、月に一度やればいいほうだったのだが、いつもの道でも、おんなじ効果が出る工夫を知った。「カラーバス」である。
「カラーバス」って何かというと、「よっし!!今日はこの色に注目するぞ!!!」と思う。いや、実際それだけなのである。ところが、これを意識していつもの道を歩いてみると、なんだか色々なものが目に飛び込んでくるのである。あれ?こんなところにこんな看板が・・・だとか、おっ?ここの家のガーデニング、かなり凝ってるなあ、だとか、そんな感じの発見を次々していく。なんだか、新しい道を歩いているような、そんな気になるのである。
これを知ったのは、立ち読みしたこの本からである。
- 作者: 加藤昌治
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2003/04/04
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なかなか面白かった。
考える道具と言うだけあって、「カラーバス」のほかにも、こんなやり方、こんな方法、という感じで、これでもか、と、紹介がされていく。まあ、数が多いので、一つ一つの解説はそんなに多いものでもないんで、広く浅く、という形になっているわけだが、それでもよくまとまっているなあ、と思うのである。
けど、実は買ってない。10分くらいで全部立ち読みできちゃったから。
興味のあるトピックが見つかったら、それを深く掘り下げている本を買ったほうがいいかな、と、いうのが実感である。
まずはとっかかりを、という方にはいいかもしれないので、ご紹介なのであった。