とほほはすすむよどこまでも

あっはっはっはっは。
もう笑うっきゃないね、ほんとに。
はっはっはっはっは。


この三連休にはさまれた3日間は、地方都市から開放され、
久々東京勤務だったのだが、まさか東京にいて、
とほほ度が進むとは思わなかった。


地方都市では散々である。
プライムベンダーは、思ったよりも
力量のある人がいることがわかったのだが、
ユーザがとんでもない連中であることが判明してきている。
早くライン部門の話が聞きたいのだが、
「原案を作っていかなければならん」
と、スタッフ部門が言うわけである。
じゃあ、現状調査のヒアリングを、スタッフ部門でもいいから
させてください、というと、細かいことはわからない、と言う。
じゃあ、多分こんな感じかな、と、想像を働かせ資料を作ると、
「ウチの業務がわかっていない!!」
と言い出し、資料を作り直すことになる。
こんな状態でもう2ヶ月。
向こうは社長殿に、
「ベンダーがまともなものを作ってこない」
のが、プロジェクト遅延の理由である、と、報告する始末。
もうモチベーションはノンストップで下落し続けるわけである。


で、久しぶりに東京に帰ってきてみれば、
もっと驚愕する事実が待ち構えていた。
ここでも一度愚痴ったのだが、今回のプロジェクトの契約、
一括金額Fixのため、追加開発工数が発生した場合の
リスクが非常に大きいわけである。
そこにもってきて、上記のように、ハンドル不能のユーザだから、
ほとほとどうしようか困っていたところに、
プライムベンダーが、ウチの営業に、開発を一括で受けてくれないか、
と、持ちかけたんだそうである。
つまり、下請け構造を利用した、リスクの下位構造への移管である。
んでもって、その話を、ウチの営業が受けちゃったのだ。


以下、そのときの営業さんと私の火曜日の会話。
「えっ?一括受けたんですか?
そんなのリスクヘッジできる状態じゃないですよ」
「大丈夫、ウチでうけて、それをそのままパートナーに投げるから」
「はい??そんなの受けるところないでしょ」
「いや、Aさんところが受けてくれそうなんだ。
(このAさんは、私と個人的に親交が深い人である)
xx(私)がいるんなら大丈夫って言ってるんだよね。
で、詳しい話を聞かせて欲しいって言っててさあ、
水曜日に打ち合わせできない?」


・・・ぶんなぐってやりたい・・・
そう思ったのをぐっと我慢して水曜日。
私はAさんに、正直なところを話して、
とてもリスクヘッジできる状態ではないことを伝えたわけである。
Aさんは、
「いやあ、君がハンドルしてるから大丈夫、って聞いてたんだけど、
そんなに大変なのかあ。まあ、がんばってくれよ」
と、さわやかにおっしゃって、打ち合わせは終わった。


そんでもって、その後である。
くだんの営業さん、怒る怒る。



「俺の顔をつぶしやがって!」
「会社の利益ってのを考えてないのか!!」
「ユーザのハンドルができなくって、よくコンサル名乗ってるな!!!」



まあ、かいつまんで言うと、状況の確認もろくにせず、
(というか、私からは、一括は危ない、と伝えておいたにもかかわらず)
勝手に話をすすめ、こともあろうに、私が世話になってきた人に
リスクをおっかぶせるような騙しを入れておいて、
それが露見したら逆ギレしやがったわけである。


もう、どこまでもとまらない、このとほほプロジェクト。
なんだか、反発する気力もなくなってきているのである。
はいはい、私が悪うございました。
もう勝手にしてください・・・