EC2と格闘してみた

突発的な企画。
Amazon EC2にSAP NetWeaver 7.01 - ABAP Trial Versionを入れてみよう、というお話でございます。
若いモノに負けるか!クラウドじゃ!!という気合でございますな。

やっぱりWindowsサーバかな

まず、amazon EC2に関する参考記事はこちら。
流行りのクラウドサービスを操ってみよう!Amazon EC2/S3環境構築のすべて連載一覧:CodeZine(コードジン)
ふむふむ。5分でWindowsサーバが立ち上がるのね〜簡単そうじゃないですか。鼻歌交じりで、Amazonのサイトに行って、アカウントを取ってみた。
参考記事の通りに、まずEC2のWindowsサーバを立ち上げてみる。う〜ん、5分で立ち上がるって書いてたけど、サーバがPendingからRunningのステータスになるまで、かなり時間がかかる。10分くらいは平気でかかる。最初は不安だから、「あれ〜?なんかまずいことでもしたかな〜」と思ったんだが、コーヒー飲んでる間にRunningになった。
アメリカに仮想サーバが立ち上がり、リモートデスクトップでログインする方式で、スピードが心配だったんだけど、そんなに遅くない感じ。ウチはマンションタイプの光が引いてあって、無線LANでインターネットと接続している、というスペックなんだが、ちょっと前のネットブックより、アメリカとつないでいるリモートデスクトップのほうがはるかに速い。よっしゃ、じゃあ、SDNのサイトからABAP Trialのファイルを落としてこよう。

やっぱりリテラシーがないとつらいよね

ということで、仮想サーバからIEを立ち上げて、SDNのサイトに行ってみたのだが・・・
あれ?ログインするユーザIDとパスワードを入れる場所がない?
う〜ん?なんでなんで??と、自分のパソコン上からSDNにつなげて見ると、ちゃんと出ている。別に、SDNのサーバがダウンしているわけではないらしい。はて・・・
な〜んか、ここで20分くらい悩んでみたのだが、はた、と、気が付き、IEのセキュリティ設定を確認すると、あららら、セキュリティレベルがHighになっていて、軒並みdisebleになっとる。これじゃ、Scriptを使って出している、ユーザID、パスワード入力場所が消えてて当たり前だよね〜、ということで、またまた軒並み有効にして、再度トライ。
よっしゃよっしゃ、ログインできた。Part 1、Part 2を続けてダウンロード。
ダウンロード速度は、やったらめったら速い。あわせて3ギガのファイルが、4分くらいでダウンロードできてしまった。当たり前かもしれないけど、恐ろしいバックボーンで動いてますな、このサーバ。
で、さて解凍しようかと思ったところで、rarの解凍ツールがないことに気が付く。いいや、いつものLhaplusで、と思ったんだが、あれ?英語のWindowsで動いたっけ??動くわけね〜よね、これ。
そこから急遽、ルールさがし。WinRARというツールがメジャーかつフリーのようなので、こちらをインストール。
IEのセキュリティレベルとか、RARの解凍とかって、ほんとに基本的なリテラシーなんだけど、いやはや、こういうのって、重要ですな。。。

インストールは簡単に

ということで、まずは解凍。
全部の解凍まで、約8分。実は、試行錯誤がなんどかあったため、何度かこの解凍作業をやったんだが、大体7分から8分の間で終わっている。一番安いサーバだけど、結構速いんじゃない?これ。
続けてインストールをしてみたところ、大体40分で終了。試行錯誤したから、この時点で3時間くらい使ったけど、寄り道なしなら、1時間強で全工程終了ですな。

そういや消えるね

けど、このインストール、Dドライブにやっている。つうことは、サーバを落としたら消えてしまう。それがAmazon EC2。じゃあ、EBSを作って、そいつをインストールすればいい感じですね、きっと。
ということで、一度インストールしたインスタンスは捨てて、EBSへのインストールをすることに。ABAP Trial Versionの説明を読むと、25Gくらいのサイズが必要って感じのことが書いてあるので、よっしゃ、と、30Gのブロックを作ってみた。
で、EC2のインスタンスを捨てる前に、S2のサービスのアカウントもつくり、一度落としたPart 1、Part 2、WinRARのファイルをそちらに退避。ダウンロードはこれでしなくていい感じ。そのかわり、Firefox+アドインのダウンロードはいるけれど。
さて、再度インスタンスを作成し、EBSをアタッチしみてたのだが、う〜ん、ディスクのフォーマットって、どうやるんだっけ?英語のWindowsって、勝手が違うから厳しいなあ〜と、思いながら、なんとかAdministrative Tools → Computer Managementから、Storage → Disk Management と進んで、フォーマットを行った。30Gあるから、それなりの時間がかかる感じ。同時に、S2に退避してあったPart 1、Part 2をDドライブ上において、解凍。そして、インストール先をEBS先にして、インストール実施。
40分後。おお〜動きましたな、Traial。

けどね、結局うまくいかなかったんだよね

で、そのあと、AMIを取って(これが20分くらいかかる・・・)、そのAMIを使用して新しいインスタンスを作成、EBSをアタッチし、Traialを動かしてみたのだが・・・これが、どうやってもうまく行かない。
DBサーバ、メッセージサーバはちゃんと立ち上がっているようなんだけど、そのあと、「disp+work.exe」というプログラムがDBサーバとのコネクトに失敗して、うまく立ち上がらない。同一インスタンスでリブートしたときには、ちゃんとうまく動くんだけどねえ。
ということで、TraialをAmazonEC2で動かそうとすると、私のテクニックでは、立ち上げっぱなしにするしかなさそう。
そうすると?0.125ドルx24時間x30日で、1ヶ月9000円。ちょっと高いなあ・・・後一歩って感じですな。