契約 なんというか・・・

うーん、正直仕事のグチを豪快に書きたい感じではある。


まあ、今の仕事のボケボケぶりは、なんどかネタにさせてもらったが、
契約をやった実担当の営業さんと飲む機会があり、いろいろ聞いてみた。
要するに、大規模システム開発の契約をはじめてしたし、
地方の支社での案件ということもあり、上司その他の人も、
何がかんどころかわかっていなかった、
ということがわかり、余計気落ちするハメになってしまった。


営業拠点が各支社にあり、必要に応じて本社に人員の応援を頼む、
というスタイルは、確かに一般的なものだ。
ただ、一応億の稟議なんだし、本社で精査してくれよ・・・
と、思ったのだが、形だけは、本社で精査したことになっているらしい。
きらいだ、みんな。


何が一番問題か、というと、
「システムの検収は、ユーザ側が行う」
「ユーザ側が機能を満たしていないと判断した場合は、
検収の拒否もしくは契約金額の減額を行う」
という条文が入っているにもかかわらず、
要件確定フェーズとシステム開発フェーズが一体の一括請負契約である点である。
極端な話、「ご満足いただけなければ、お金はいただきません」って
宣伝していた、どっかの旅行業者と一緒なのである。
しかし、旅行と違い、金は億の単位である。


特に、SAP R/3を初めとするERPパッケージ導入に関しては、
当然のことだが追加開発工数が問題になる。
「追加開発工数見積もりがxx人月を超えた場合は、再見積もりを行う」
ぐらいのことを書いてくれりゃいいのに、その条項もなし。
結果、ユーザがウンというまで、延々と開発を続けないと、お金をもらえない。
私にはとても正気と思えない契約のできあがりなのである。


ただ、今までこれで問題になったことも少ないんだろうな、と、思う。
契約ってやつは、モメたときの最後の砦であり、
モメなくやれば問題なし!!つう話である。
トップ同士がゴルフ場でまあまあ、と、話をつける、
そんな感じがまかり通っていたんだろーなー。


まあ、最終的には、ベンダーが損しても、ウチにお金がおりてくれば万歳万歳。
もう勝手にしてくれ!!
と、自暴で今回は締めてしまうのである。