たこふじ第二章 企業活動の棚卸:補助部門

気が付いてみれば、カウンターが5000を超えていた。
こんな字ばっかのブログを読む人が、こんなにいるとは驚きである。
まあ、ページを移動するだけでカウントされるので、
一回読んで、戻るボタンをおしても1カウントされるのだから、
実数としては、そんなに多くないのだろうけれども。
まあ、つらつら続けるのである。


前回から、たこふじ第二章をはじめているのだが、現在のお題は、
「企業活動の棚卸」である。
これは、本部と各店舗の役割を明確にするために行っている。
モノを買ってきて、作って売る、というバリューチェーンに関しては、
前回までで棚卸終了なので、今回は補助部門、いわゆるスタッフ部門である。
ここは、現状ではオーナー社長たる私が一人でやっている部分である。
その業務を棚卸してみるのである。


スタッフ部門というと、人事・経理・総務と相場が決まっている。
ただ、総務部門というのは、現在のたこふじには存在しない。
一般的に、社内環境の維持のための諸活動が総務部門の大きな役割なのだが、
別に本社ビルを派手に持っているわけではないので、今回は割愛である。
ただ、次回以降に、「設備部門」という形で復活を願おうと思う。


経理部門の役割だが、現在のたこふじにおいては大体下記のような感じである。

  • 税務用レポートの作成
  • 資金繰りの管理

まあ、どのメニューにどのくらいの原価がかかっているのか、
ということを判定する、という役割も、経理部でいいのかもしれない。


資金繰りに関して少し補足しておこう。
資金繰り、というのは、本当におっそろしいものである。
「もうちょっと先になったら、お金が入ってくるのに、今ないよ〜」
という状態に陥るのが資金繰りの悪化で、本当に支払うことができなくなったら、
いわゆる倒産である。
今儲かっているかどうかももちろん気にする必要があるのだが、
資金の残量にも、常に気をつかっておかないと、事業はなりたたなくなる。


一般に、たこふじのような食品を小売する業態では、その他の業態よりは、
資金繰りに気を使う必要がない(まったく使わなくていいわけではないが)。
基本的に、現金で売って、現金で仕入れをしているために、
資金の残り=今現在手元にあるお金
ということになり、ショートしそうならすぐにわかるわけである。
ところが、これから先、フランチャイズとして活動しようとする場合には、
この資金繰りを、シビアに見なければならなくなりそうである。


人事部門の役割は、まあ、

  • アルバイトの求人を出す
  • 面接をする
  • 採用・不採用を決める

という、採用活動という活動と、

  • 勤務時間を把握する
  • 給与を支払う
  • 源泉徴収税・健康保険などの諸手続きを行う

という採用後のルーチンワークがある。
もちろん、このなかには、退職の処理を行う、というものも入っている。


ちょっとどうしようかなあ、と思うことは、

  • 採用した人員にスキルをつける

というアクションを、人事部の役割にするのか、という点である。
要するに、たこ焼きを上手くやく焼き手の育成は、人事部の役割なのか、
生産の役割なのか、という点である。
まあ、一応、人事部の役割、ということにしておくことにする。


ただ、個人的には、このスキルをつける、というアクションを、
人事部の役割とするのは、ちょっと反対である。
よく見る「人事部の肥大化」が起こっている状況というのは、
大抵の場合、人事部主催の社員向けの研修の多さで測ることができる。
実務研修なんていうのは、現場でやるべきことだし、
勉強するヤツってのは研修なんてしなくても勉強するのである。
「研修にお金をかけて、社員のレベルアップを!」
「人事部がキャリアプランを応援します!!」
なんていう人事部は、結局自分の仕事をキープしておきたいだけの存在で、
大抵の場合リストラして半分にしたって、ルーチンワークは回っていくのである。
(かなり主観的な発言ではあるが・・・違う??)


さて、やっとこさ次回からは、たこふじFCの全貌が明らかになる。
つまり、本部と各店舗の役割分担を考えていくわけである。