商社についての考察 その4 お見合いおばさんの場合

お見合いおばさんの場合のシステム化は、
出会い系である場合にくらべると、
かなり楽である。


ある得意先からある品目についてオーダーが来たとする。
その場合の出荷元はすでに決まっている。
おもむろに、来たオーダーをその出荷先に流す。


極端な話、これだけでいいのである。
あとは、出荷先から納品書がやってきたら、
直送扱いで仕入と売上をたてればOKである。
この形態がメインの商社においては、
GTMの導入をするというより、R/3単体での導入を行い、
出荷先と品目の組み合わせで、仕入先を決定するような仕組み、
ユーザExitでもいいし、アドオンでもいいが、
それをひとつ作れば、ロジの仕掛けとしてはいいかな、
という感じになる。
あとは、営業速報なんてのがすぐ出ます、なんてのが
メリットになって、一応のできあがり、というわけである。


ただ、システムの話ではなく、人間の観点からみた場合には、
そう簡単ではないことが多い。
「営業速報がすぐでます」がなぜウリになるのか、
という話と関係するのだが、それはまた次回に。]